2020年初頭から始まったコロナ禍。未だウィルス感染症問題は残り、「コロナが終わった」という状況ではありませんが約3年近く続いた訪日外国人渡航者の入国規制は昨年の10月半ばに解除され多くの外国人観光客の姿を街中で見かける様になりました。本当に待ちに待った入国規制解除であり、いよいよ私たちの仕事が再開し始めたという感じです。この年末年始にはコロナ禍前の例年通り、一般的な外国人観光客の訪日旅行者というよりは、明らかに経済的に裕福なご家族やカップルの人たちが多く、クリスマス以降の年末年始の時期は高いところから予約が埋まる傾向が見られ一泊10万以上する高級ホテルや1人2万円以上のレストランは早くから満席状態、また銀座界隈のブランド店も外国人観光客で賑わっていました。ようやく戻ってきたというワクワクとした実感が沸いた年末年始を過ごすことができました。
2023年は今後、順調に訪日インバウンド事業が回復していくことを期待しています。次の春(桜満開の時期)、イースターホリデー、夏のバカンスシーズンに向けて多くの外国人観光客が日本を訪れるでしょう。まずはコロナで達成できなかった2020年(オリンピックイアー)の政府目標の年間訪日外国人4000万人(2019年は3200万人)を目指してコロナ禍前同様に多くの訪日外国人をお迎えできる様に体制を整えること。そして訪日されたお客様が「また日本を訪れたい!」と言って頂ける様に日本の滞在中の安全・安心を確保して旅行を満喫して頂くこと。同時に未知の本物の日本の観光資源を紹介し伝えていくこと。一般社団法人日本ツーリストガイド・アシスタント協会は訪日インバウンド旅行に携わる多くのガイドさんやアシスタントさんたちと一緒にインバウンド事業再開の新たな一年を取組ん行く所存です。
一般社団法人日本ツーリストガイド・アシスタント協会代表 尾䑓則之