昨日4月21日(水曜日)に日本政府観光局(JNTO)が先月3月一ケ月間の海外からの日本を訪れ入国外国人旅行者数(外客数)を発表した。
12,300人はコロナ前の2019年に対して99.6%減で、すでにコロナが蔓延し始めた昨年2020年に対しても93.6%とコロナ二年目の今年、訪日インバウンド事情は回復傾向はおろか数字的は悪化している。そもそも今年、二度目の緊急事態宣言が1月7日に発令された後に1月14日~はビジネストラックも更にレジデンストラックも厳しい規制の対象となり基本的には新規で訪れる外国人旅行者はいないはずだが・・・
*訪日外客数とは、法務省集計による出入国管理統計に基づき、算出したものである。訪日外客は、外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅⾏者のことである。駐在員やその家族、留学⽣等の入国者・再入国者は訪日外客に含まれる。なお、上記の訪日外客には乗員は含まれない。
それでは、12,300人の入国外国人旅行者の内訳を見てみるとトップ3はどこの国からなのか? 1位中国から4000人 2位韓国から2000人 3位インドから700人である。ちなみに、イタリアからは50人、スペインからは80人の入国旅行者がいた。
果たして日本の国境(国際空港)での水際対策は万全の体制でコロナ対策がされているのであろうか、ちょっと不安である。訪日インバウンド事業に携わる者としては徹底した対策と予防を継続して1日も早くに多くの入国外国人旅行者が戻ってくることを祈っております。日本政府の目標は2030年には約6000万人の訪日外国人旅行者とその経済効果が15兆円! 目標達成を楽しみにしている。
一般社団法人日本ツーリストガイド・アシスタント協会 代表 尾䑓則之